心行くまで、ラテン。
Elegant Gypsy/Al Di Meola 1977年
Flight Over Rio
Midnight Tango
Mediterranean Sundance
Race With Devil On Spanish Highway
Lady Of Rome, Sister Of Brazil
Elegant Gypsy Suite
彼との出会いも、たびたび当ブログで取り上げているこちらの本。

サウンドメイク・ファイル 2009 特別付録CD付 (シンコー・ミュージックMOOK)
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2008/10/30
- メディア: ムック
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とりあえず、どんなヤツのコピー頼まれても「音」で困るようなことがないようにしていこう…って形で楽しみながらマルチで音を色々試作していた時期に出会ったんですよね。
で、この本はロック・メタルが中心の本で、他のジャンルの人あんまいないんですよぶっちゃけ。そんな中、ジャケ写でドヤってる彼の写真を見て、さすがにこれはメタルではないやろー、と思って聴き始めたんですよ(笑)
そしたら、あっという間に度肝を抜かれてしまったんです…
■「高速道路で悪魔とやりあう」ぐらいの勢い。
たしかに、メタルではなかったけれど、それを凌駕するぐらいのおぞましい速弾きを見せつけられたんですよね。「高速道路で悪魔とやりあう」ぐらいの勢いありますよね、そりゃ。
なんせ、ハンマリングやスウィープほとんどなしのフルピッキングでこのスピードは尋常やないと思います。私は速弾きやら全然できませんけど、観た瞬間に「うわぁ…」って思ったのは彼がたぶん初めてやったと思います。テンションが張り詰めていて、観る者をとらえて離さないですよね。ほんで、ゆっくりな部分のギターもしっかり美しいのがうれしいですよねー。
というか、このバンドメンバー、全員すごいっすね。後半の高速ユニゾンなど、圧巻。とりあえず、聴いてくれ!としか言えない自分の表現力が残念ですが、聴いてほしいですね。特に、音楽は歌ありき、って思っている方にこそ聴いてほしいです。
■この曲を聴きながらワインが呑みたい。
フラメンコギタリスト、パコ・デ・ルシア氏との共演を果たしたこの楽曲。
アコギの絡みが本当に美しいですよねー。速弾きを盛り込みつつも、ラテンフレーバーを損なうことなく、目の前に海が広がるような爽やかさがありますよね。この曲聴きながらワイン吞みたいっすね。
しかし、アル氏はチャレンジングスピリット溢れてますよね。このCDリリース時はまだ23歳。で、このときすでにビッグネームだったパコ・デ・ルシア氏とのコラボを実現させて、その後の「スーパー・ギター・トリオ」へ繋げていくわけですから。
なんせ、この曲も「知識」はなくとも聴ける曲だと思いますんで、ぜひ聴いてみてほしいと思います。
■インストが苦手な方にもおすすめの一枚。
インストって、難解だったりして敷居が高いイメージを持っている方も多いと思うんですけど、このアルバムは非常に聴きやすいと思います。メロディーがキレイなんでね。
それこそ「かっこいい」とか「すげー」とか、そういうフィーリングだけでも十二分に楽しめる作品だと思います。マジで、いっぺん聴いてみてください。
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