こんばんは。キタダハルキです。
ようやく、春らしい気温になるという知らせを聞き、歓喜!という感じなんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
※前回の記事はこちら。
今日のキーワードは…「前衛の境地ながら、どこかホッとする」。
それではレビューしていきたいと思います。
■Breathe/UA(2005)
ここ最近は息子さん*1の活躍を耳にすることも多い、UAの'05年作品です。
'00年代以降のUAは、一般的なポップなアプローチを手放し独自路線を突っ走る感じになっていき、とあるフェスでは観客がポカンとしてしまい、そのリアクションについて後の出番だったKREVAがたしなめるという場面もありましたが…まぁ、それぐらい、いきなりついていくのは難しい音楽にはなっていたとは思います。
率直に言えば、このアルバムも「聴きやすさ」はほぼないです。
シングルなしということが物語っている通り、全体でなんとなく感じながら聴くようなタイプのアルバムです。最初はどう聴けばいいのか、と戸惑うこともあると思います。
ただ、不思議なもので…安心感はずっと通底しているというか。
全然ポップじゃない音使いなのに、どこか聴いたことがあるような…身体が安心しているような…いかんとも説明しがたい感覚が出てくるんですよね。ちなみに、このアルバムを聴きながらヨガするのも非常におススメ。かなり集中できます。
アルバムのタイトルは『Breathe(息をする)』。体内の感覚と対話するように聴けば、なんとなく気持ちよさを感じてくるんじゃないかと思います。
■終わりに:耳を超えた先に…
レビューは以上になりますが…
'00年代以降のUAは、正直とっつきにくいと思う方がいるのも仕方ないとは思います。耳慣れない音が終始鳴っているアルバム、という流れがずっと続いてはいましたしね。
ただ、その耳を超えた先、と言いますか…そこに新しい…いや、むしろ懐かしい、原始に繋がるような感覚が出てくると思いますんで、興味があったら何回も聴いてみることをお勧めしたいです。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
*1:俳優・村上虹郎。