いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

Dear Science/TV On The Radio(2008)今日のTSUTAYA DISCAS日記。#194

こんばんは。キタダハルキです。

気温が落ちつつ花粉が飛んでる影響で、まぁまぁ昨日はきつかったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。

※前回の記事はこちら。

musictherapy.hateblo.jp

今日のキーワードは…「2008年ベストアルバム」

それでは、レビューしていきたいと思います。

■Dear Science/TV On The Radio(2008)

ディア・サイエンス


www.youtube.com

Halfway Home

Halfway Home

  • TV on the Radio
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

2008年ベストアルバム。

音楽誌からその評価をほしいままにしたのは、TV On The Radio。ブルックリンのインディーロックバンドです。

ぶっちゃけ、滑り出しは盛り上がりはするけど、よくいる感じのバンドじゃない?とも思ったんですよ。

ただ、よくよく聴くと…デジタルなひと手間でガレージっぽいサウンドを組み上げられていたり(M-1)、かと思えば次の曲ではファンキーなカッティングをさく裂させ(M-2)、ザ・インディーロックと言わんばかりの多彩で楽しい音色の楽曲も(M-4)。このあたりに、既存のものを再解釈する才を感じました。

まー、あとはとにかく、一曲の中のアレンジが単調さとは無縁でしたね。手拍子をはじめとして、ほんといろんな音がします。ただ、それも野放図ではなく、この音が欲しい!と狙ったように使われていて気持ちいいんですよね。

またアルバムとしてチェンジペースも巧みにできていて(『Family Tree』(M-6)も名バラードでした…)、情報量も多すぎず…リスナーフレンドリーでした。

間違いなく名盤です。インディーロック好きなら押さえておきたい作品だと思います。

■終わりに:10年以上の月日が…

レビューは以上になりますが…

TV On The Radio、もう10年以上新作出していないんですよね…。

やはり、当アルバムにも参加しているベーシスト、ジェラルド・スミスを次作リリースの直後に病で失ったダメージは大きかったのかなと*1

現在はボーカルで中心人物だったトゥンデ・アデビンペの音楽以外も含むソロ活動が中心とのことで…タイミングが合えば、ですけど新作が聴いてみたい気持ちもありますね。

 

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

Dear Science (Bonus Track Version)

Dear Science (Bonus Track Version)

  • TV on the Radio
  • オルタナティブ
  • ¥1681

 

*1:逝去の3年後、14年にリリースしたアルバムが最後。