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ミュージック・セラピー~心理カウンセラーセレクト、ココロが動く音楽。

バンドマンの心理カウンセラーが選ぶ、ココロが動く音楽たち。

すがすがしいくらいのアホさが、むしろキュート。(Outta Sight/Outta Mind/The Datsuns)

ガレージ ニュージーランド ハードロック 気持ちがスカッとする一枚

アホな一枚だけど、そこが好き。

 

Outta Sight/Outta Mind/The Datsuns 2004年6月7日

Blacken My Thumb
That Sure Ain't Right
Girls Best Friend
Messin' Around
Cherry Lane
Get Up (Don't Fight It)
Hong Kong Fury
What I've Lost
You Can't Find Me
Don't Come Knocking
Lucille
I Got No Words
Charging Rhino
Good Luck...Your Gonna Need It

しかし、彼らとの出会いも、ほんとたまたま。TSUTAYAで10枚借りたら割引があるけどなんか見つからんな…と思って、名前を聞いたことがあるヤツでギャンブル的に借りてまえ!って思って借りたのがきっかけ。

で、ダットサンって響きに、なんか聞いたことがある!と思って借りてみたのが彼ら。ただ、おそらく聞いたことがあるのは日産車にそのブランドがあったから、ではなかろうかと(ちなみに、彼らのバンド名の由来はこの日産車から来ている)。

つまりは接点がありそうで、実は何にも接点がなかったわけなんですけど、聴いてみたらカッコええな!と率直に思いましたね。ハイトーンなボーカルに、ギターのリフで押すシンプルなハードロックスタイルに、ガレージのニオイがするラフさが彼らの持ち味。

ちなみに、このアルバムのプロデューサーはあのレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ。そこからも評価の高さが伺えますね。なんせ、いろいろ言うより聴いていただいた方が早いと思いますんで、まずはこちらの曲からどうぞ…

■メロディー以上に、雄弁に語るギターリフ。

 

もう、このメインリフで十分ですよね。歌のメロディー以上に雄弁なギターフレーズが光ります。歌のブレイクを繋ぐ役割も存分に果たしていて、ペンタトニック+経過音のフレーズの強力さを改めて思い知る一曲って感じですね。

もっとも、歌詞はナルシズムが滲んでいて、ちょいキモではありますが…

'Cause there's a new way out you see
No sweet reunion, no sweet relief
Of course you wonder, wonder why
So make it look good then decide

(Blacken My Thumb/The Datsuns)

いわば、「もっといいヤツがいるって!悪いようにはせんから」みたいな文句で相手を煙に巻いて別れようとしているっていう、なっかなかの中身の暗黒っぷりですよね。

そういういわゆる「クソ」な相手を思い浮かべながら聴いて、エネルギーを発散させるのにええかも?そんな曲ですね。

■すがすがしいくらいのアホさが、むしろキュート。

 

この曲もリフで押す楽曲。今回はメロディーとのユニゾンで厚みを出したサウンドになっていて、より強く、メロディーが頭に残る構造になっていますよね。まんまとその狙いに引っかかった感じですわ。この曲が、彼らを一番最初に好きになったきっかけの曲なんでね。

しかし、この曲も歌詞はとりあえずクソっていうか…(笑)

とりあえず、「待ちに待ったやっていい年齢になって、例の店の列並んだけど、女の子がかわいくなかった。頑張って自分を納得させようとしたけどやっぱ無理だった」って内容…かと…

おっそろしいぐらいにアホな歌詞ですが、それもまた一興かなと思いますね。サウンドがカッコつけていないんで、しょうがないなぁもう、って感じのかわいらしさがあると私は思いますがね。

■アホな面とシリアスな面の使い分け。

 

今までとは打って変わって、ギターのリフ押しではなく、メロディーを前面に押し出した失恋ソング。今までの破天荒さはなりを潜め、失恋した痛みがひしひしと伝わってきます。

しかし、ボーカルのルドルフ・デ・ボーストは高い表現力を持っているなーと思います。やっぱり、アホな曲とはきっちりボーカルスタイルが分けられているんですよね。この曲での彼はシリアスなフレーバーをきっちりかもしています。

やっぱり、アホな面とシリアスな面の使い分けができる、ってところは、幅に繋がってきますよね。リフ押し中心の当アルバムの中で、メリハリをつける大切な一曲だと思います。

■深さがない代わりに、身軽さのある一枚。

このアルバムは、基本的にギターリフを何も考えずに楽しむタイプのアルバムです。深さはまったくと言っていいほどありません。ただ、だからこそ、あらゆる人にリーチし得る身軽さを持っている。そんな一枚だと思いますね。

音楽は考えるより感じる派のあなたにぜひ!

 

★この記事で紹介した楽曲はこちら。

<アルバム>

アウタ・サイト/アウタ・マインド

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  • アーティスト: ザ・ダットサンズ
  • 出版社/メーカー: V2レコーズ / コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/05/26
  • メディア: CD
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