こんばんは。キタダハルキです。
ついに、企画をはじめて200号…自然に続けてこれたなぁ…と思っているんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
※前回の記事はこちら。
今日のキーワードは…「繰り返される諸行無常の中で…」。
それではレビューしていきたいと思います。
■らんど/ZAZEN BOYS(2024)
繰り返される諸行無常、よみがえる性的衝動…
冒頭も「いつも通り」に始まったのは、向井秀徳率いるZAZEN BOYS、なんと12年ぶりのアルバムです。驚きましたね…まさかのリリースといった印象でした。
今回のアルバムは…とにかく、メロディを感じますね。ブルージーに歌う向井秀徳というか。
リズムとビート(と、キラーフレーズ)が強く残る今までの作品よりも、真っすぐに届いてくる感じ。それこそ、動画で紹介した『永遠少女(M-10)』も土着的でハードな歌詞ながら、朗々と、時には激しく歌い上げるというか…。間違いなくザゼンの曲なんだけど、新しさも感じました。
あと印象に残ったのが『YAKIIMO(M-11)』。
石焼き芋の車のメロディを下地に置いてる曲なんですけど、ここで『らんど』というタイトルをより実感しましたね。誰しもの心にも残っているであろうあのメロディ。アーティーな文脈とかがわからなくても、ここで感じるなつかしさには、共通認識で繋がれる部分があるんじゃないかと。
改めていま、聴きながらこのレビューを書いているんですが…以前よりもサウンドのとがりが抜けたような気がしますね。ツンとくる感じはまったくなかったかと。
もしかしたら、そういうところも含めると「今までで一番聴きやすいザゼン」かもしれませんね。
■終わりに:12年ぶりながら…
レビューは以上になりますが…
12年ぶりの新作で、ブランク臭みたいなものを全く感じなかったところがさすがやと思いましたね。しかもきっちり新しいとも思わせてくれる作品で…。
とにかく、興味があったら間違いなく聴いた方がいい作品だと思います。少なくとも「変わっちゃった…」みたいなことは恐れなくていいと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。