いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

Nearly God/Tricky(1996)今日のTSUTAYA DISCAS日記。#289

こんばんは。キタダハルキです。

昨日はトレーニング後にマクド、というルートで楽しくたんぱく質を摂ったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。

今日のキーワードは…【抽象度が高く、神聖な音】

それではレビューしていきたいと思います。

■Nearly God/Tricky(1996)

【輸入盤】Nearly God


www.youtube.com

Keep Your Mouth Shut (feat. Björk & Tricky)

Keep Your Mouth Shut (feat. Björk & Tricky)

  • Nearly God
  • エレクトロニック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

イギリスのラッパー・プロデューサー、トリッキーの非公式2ndアルバム。

非公式、ってのは、どうも所属元と「年に一回、別名義*1で本名義と別にアルバム出してええで」みたいな契約*2をしていたものの、いざそれをトリッキーが履行しようとしたら止められた、みたいな話らしいです。ややこしや。

このタイトル『ニアリー・ゴッド』っていうのは、インタビューで聞かれた「神になるのってどんな気分?」という質問に由来するみたいですね。まぁ、そんな質問するのもどうなんや、という感じではありますが…

それはさておき、アルバムとしては渋いですね。

抽象度がかなり高まっていて、神々しさはあります。加えて、ビョーク、ネナ・チェリーら、フィーチャーされたボーカル勢も伸び伸びと力を発揮している感じ。だんだん音そのものを体感する、というフェーズに入ってきて、気持ちよく過ごせる一枚だと思いますね。

■終わりに:当ジャンルの呼称について。

レビューは以上になりますが…

いつも迷うのが…トリッキーやビョークらを指すジャンルの話。

トリップ・ホップって呼称はかなり嫌われているらしく、なるべくなら使わずにと思っているんですが、代替呼称の「アブストラクト・ヒップホップ」は長い…かといって「エレクトロニカ」でくくるのは乱暴すぎるきらいもあって…うーん…となっていますね…。

なんかいい呼称、ありませんかね…。

Nearly God

Nearly God

  • Nearly God
  • エレクトロニック
  • ¥1426

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。

※前回の記事はこちら。

musictherapy.hateblo.jp

 

*1:今作は厳密には「Nealy God」名義。

*2:つまり、年に2枚アルバムをリリースしていいよということ。