こんばんは。キタダハルキです。
今日は朝マックのために早歩きしてギリギリ間に合った…という感じだったんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日は購入物レビュー、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【空洞の部分に本来あるはずの、空気がみっちり詰まっている】。
それではレビューしていきたいと思います。
■空洞です/ゆらゆら帝国(2007)
日本のサイケデリックロックバンド、ゆらゆら帝国の11thアルバムかつ、最後のアルバムです。今作を到達点として、坂本慎太郎(Vo./Gt.)が「完全に出来上がってしまった」として解散を決断する要因にもなった作品でもあります。
今作は終始、一貫したムードです。それこそ、頭の中を流れるノイズすら穏やか*1とでも言わんばかりの感覚。それこそ、振り返れば坂本慎太郎のソロへと繋がっている原点がここにあるとも思っています。
テーマは空洞ということで、音そのものは可視化してしまうようにはぎちっとしていないんですけども…空洞の部分にあるはずの空気がみっちり詰まっているようなサウンドで、スカスカはしていない感覚。ジャズ的な管楽器が引き締めてくれてもいますし、気持ちよく流れていくんですよね。
もっとも、それこそ『ゆらゆら帝国 III('01)』のあたりを思えば、ずいぶん大きな変化をしたと思いますし、そのころのムードはほぼないのでついていけなかった方も結構いるかも?とは思います。
ただ、それでもこの空気のような音を立体的に表現しきって、たしかに次の一手はもうないんやろうなぁ…と説得しきったうえで解散という決断にまで至ることができた、というのは…稀有なストーリーだと思うんですよね。
■終わりに:「おぉ…」ってなってしばらく放心…
レビューは以上になりますが…
今作もリアルタイムでの購入当時は「おぉ…」ってなってしばらく放心…だったような。振り返れば、当時大学2回生の私が一番音楽的にも悩んでいた時期でしたね。
そのときはこう…聴いてスカッとするという感じではなかったんですけど、歳をとってきてからはこの空気感が沁みますね…
今聴いてもいっさい古びたりしていないんで、ぜひ聴いてみてほしいですね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★ゆらゆら帝国・アルバム時系列レビュー
↓前作(10th)のレビュー記事はこちら。スイートスポットの名にふさわしい、芯を食ったアルバムで、浮遊感あふれるサイケデリックフィーリングをはじめとしつつも実はバラエティあふれる作風のアルバムです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓ゆらゆら帝国好きに何を薦める?というテーマの記事で、集大成期(最後だから当たり前ではありますが…)が好きな方として想定しているのは当作品です。
↓前回の当カテゴリの記事はこちら。BRAHMAN、大ブレイク後の次の一手となったアルバムはハードコアに推すだけではなく、民族調の美しさもまとった中道を往くアルバムでした…
*1:『できない(M-2)』におけるムードはこれまでならファズギターが強く鳴らされていたかも?と思う。また、『学校へ行ってきます(M-8)』は狂気も宿っているけど、それでもいかんともしがたいものではなく、制御しうる狂気といったおもむき。

