こんばんは。キタダハルキです。
今日は意外と昨日の疲れが抜けて、気持ちがスッキリしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【リリックは強烈ながら、音は聴きやすい】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Rodeo/Travis Scott(2015)
お騒がせな面もありながらも、アメリカのトップラッパーの一角は間違いなく占めているアーティスト、トラヴィス・スコットの1stアルバムです。
このアルバムを聴き始めた頃って、まだまだ私は洋楽ヒップホップに不慣れ*1でしてね。それこそ勉強のために聴こうかって感じだったんですけど…
ひとまず、音としては確実に聴きやすいと思うんですよ。音がごちゃごちゃし過ぎておらず、それこそ直近で言われるような表現としては「チルい」とも称されそうな音でね。街で流れててギョッとはしないはず。
ちなみに、アルバムタイトルの『Rodeo』ってのは、彼自身の人生の比喩らしく…それも踏まえてリリックは全体として実は強烈なんですが、その強烈なリリックのところが口ずさみたくなってるような仕掛けが為されているんですよね。『3500(M-3)』のサビとか、うっかりそんな口ずさんでいいフレーズではないけれど、でもクセになるんですよね。ちなみにシングルですこれ。
アルバムとしても単調ではなく、ビートの切り替えが入ってドラマチックに展開する『90210(M-5)』や、ウィークエンドとのコラボレーションで美しく愛への絶望を謳う『Pray 4 Love(M-6)』など、収録時間は通常盤でも65分*2とそこそこ長めではありますけど、案外スルスルっと聴けるのではないかと。
ただし、ちゃんとリリックも調べると…受け付けない人も少なからずいるやろうなとは思います。
昨今の情勢も考えるとちょっと被害者意識が前に出ているようにもどうしても感じられてしまう部分+''よくある''ギャングスタ的価値観で独自性は正直感じなかったのは否めなかったです。その…詩的表現なら別にありなんですけども…とゴニョゴニョしたくなる部分はあります。
それでも、基本的に音楽として聴きやすく、ブツ切れ感なくするっと展開するトラックの流れはお見事で、十分に名盤として評価される一枚だと思いますね。
■終わりに:リリックが結構どぎついけれど…
レビューは以上になりますが…
今回リリックも読んでいく中で、やっぱり私ごときの英語力だと翻訳機は必須ですね。危うく真反対の訳をしそうでした…
今作はリリックが結構どぎついですが、それを音では感じさせていないのは見事だと思います。改めて言いますが「聴きやすい」のは間違いないと思いますんでね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
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↓かなり昔の記事ではありますが…当記事で洋楽ヒップホップをホンマに聴き慣れてないときでもスッと聴けたでって作品を5枚紹介しています。その中に当作品が入っています。今読むと簡易レビューの情報量がめっちゃ少ないですが笑、生々しさもあり、あえてそのままにしています。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。おしゃれ、と素直に言いやすくなった。このコメントが進化を証明するようなエレクトロニカバンド、メトロノミーの一般層にも受け始めたアルバムです。

