いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

過去にケリをつけ、清算できたことに意味がある。【delaidback/syrup16g(2017)】

こんばんは。キタダハルキです。

今日は初めてのチャレンジと、やらなきゃいけないことを同時にやってかなり疲れたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日は購入物レビュー、やっていきたいと思います。

今日のキーワードは…【過去にケリをつけ、清算できたことに意味がある】

それではレビューしていきたいと思います。

■delaidback/syrup16g(2017)

delaidback


www.youtube.com

光のような

光のような

  • syrup16g
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

ロックバンド・syrup16g(以下、シロップ)の10thアルバムです。再結成後EPを含めて4枚目の作品です。

ひとまず、この作品が出たことによる清算ができたこと。それがとにかく大きかったと思うんですよね。

今作品は、シロップの解散後に五十嵐隆(Vo./Gt.)がソロデビューをしようと組んだバンドが音源を出せずに頓挫、そのままお蔵状態になっていた楽曲をきちんと完成させて世に出したのが当作品です。これだけでも当時は本当に感慨深かったですね。

というのも、そのソロデビューバンド『犬が吠える』の解散が「もはやもう諦めろ」という宣告に等しいものだったから。解散したときのバンドの状況からして*1再結成はまずイメージできなかったこともありましたしね。

そこから時が流れてまさかの再結成、すぐ再解散にもならずある程度のコンスタント性をもってリリースされたのが当作品。タイトルでピンと来ましたよね。『delayedead('04)』のときの初期作の録りなおしと同じく、これは間違いなく過去にケリをつけるんだろう、と。

その流れを受けて、もっとも収録されてうれしかったのが『赤いカラス(M-7)』でした。


www.youtube.com

赤いカラス

赤いカラス

  • syrup16g
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

犬が吠えるのライブ音源がどこぞから流れてきて、音質が悪いながらも把握はしていて、未完のような感覚がありながらも間違いなくあの美しい五十嵐隆節のメロディ…という遠い記憶を、ばっちり完成させて、強度もあがって、これがやりたかったんやなぁ…と、それこそ7年近く待った?ので…とにかく、うれしかったんですよね。

アルバム全体としても、生傷が見えるような楽曲の生々しさ*2は人を選ぶと思いますが、それがかえって嘘っぽさ・空々しさを排してくれていて、ひねくれながらも素直なような…そんなロックアルバムに仕上がっていると思いますね。

■終わりに:これが出ただけでも再結成の意味は十分あった。

レビューは以上になりますが…

やっとレビューできましたね、今作品。8年以上も前か…

ファンとしては非常に感慨深かったのが当作で、これが出ただけでも再結成の意味は十分あったと感じています。それぐらいに、ここの清算は本人たちにとっても重要だったんじゃないかと思いますね。

↓最安値は送料ナシ、楽天です。

ジャケット画像
delaidback/syrup16g(2017)

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。

★syrup16g・アルバム時系列レビュー

前作(9th)のレビューはこちら。不気味な楽曲・メロディもあり、当時は物議も醸した作品。ですが、”治療の過程”として捉えると、これほどに生々しい作品もなかなかないかと思っています。

musictherapy.hateblo.jp

次作(11th)のレビューはこちら。清々しいまでに、まるで夜が明けたかのような作風で、健康体を取り戻したような作品です。

musictherapy.hateblo.jp

★関連(個人的お勧め含む)作品 ・記事

↓解散から復活して以降のシロップを総括した記事です。解散再結成がなかなかうまくいかないバンドも多い中、彼らの再結成はきちんと意義のあるものになっているのはどういうポイントによるものなのか?と考察してみました。

musictherapy.hateblo.jp

 

↓前回の当カテゴリの記事はこちら。ボロボロになりながら、究極レベルまで煮詰めて仕上げた、聴く人を選ぶけど傑作アルバムです。

musictherapy.hateblo.jp

 

*1:解散前最後の作品だったセルフタイトルアルバム『syrup16g(’08)』の際は、バンドとして体を成していない状況だったという。

*2:ぶっちゃけ、メロディと曲のぶつかり感が今作は全体的に意外と強く、変な曲と感じる人もまぁまぁおるとは思います。むしろ、このぶつかりが本当は美しいんだけれど。