やさしく、あたたかく、平和。
ソライロノオト/LOVE LOVE LOVE 2009年5月27日
夕焼けルーシー
マッシュ
ランドリー
夜の果て
消えた財布と落とすバカ
狂える僕らの深層心理
ハルカナ、ハル
たしか、LOVE LOVE LOVEとの出会いはロキノンやったような…。なんというか、失礼ながら検索で非常に損しそうな名前(実際、かの「メガヒット曲」がヒットする…)と思ったのを覚えています。
それはさておき、ぶっちゃけてしまうと、彼らに対して、ものすごく特別な「何か」を感じていたか、と訊かれたら、明快な答えは持っていません。人によっては、ようある感じやないの、みたいな感想を抱きかねない、とも感じる部分はあります。
だがしかし、だがしかし、なんですよ。
その「特徴は?って言われたらスッと出てこない」けれども、私のiTunesでの再生回数は順調に伸びて30回前後。基本、私はアカンと思ったり、ふーん?って思った場合は再生回数が1回になってしまう…とかもまったく珍しくないので、これはなにかしら大きな魅力を感じている。それも潜在的に。そこは間違いないと思うんです。
っていうことで、今日は「ソライロノオト」の中から、彼らの魅力がなんなのか探ってみたいと思います。
■どれをとっても均整が取れていて、気持ちいい。
この曲が一番、私が聴いている楽曲。
何回か聴き直して、結局「魅力はなんだったのか」と改めて感じてみると…シンプルに「気持ちいい」が答えですね。稚拙ですが。
柔らかい声で重ねられるコーラスワーク、ボーカルベースゆえに、そこまで遊んだプレイはしないけれど、ブリッジ部分で「控えめに」遊ばせる寺井孝太氏のベース、タイトながらも少しだけ「隙」のある音で抜けを演出する澤本康平氏のドラム、そして浦山恭介氏のザラザラしたテイストはありつつも絶妙に「キレイ」なフレーズ(音も)、もちろん、寺井氏の「伸びない」フラットなボーカルも、どれをとっても均整がとれていて、気持ちいいんですよね。
で、何よりもそれをひけらかすでもなく、全体としてまとまっているからこそ、潜在的な意識に語りかけてくるような気持ちよさ、ってことなんだろうなと思います。
■やさしく、あたたかく、平和。
こちらは、王道の8ビートロック。
しかし、ハード目な音でもいやらしくならないというか…穏やかですよね。まぁまぁ歪んでいるハズなんですけどね。この辺は音使いに幅の広さがあって、なおかつシチュエーションがキチンと「読めてる」からなんでしょうね。カッコいいけど、どこか親しみやすい空気がありますよね。そして、歌詞が「やさしい」。
「お疲れさま」「おやすみなさい」
電話越し声が子守歌になる 「ふわぁ~」
ありふれてる言葉だけど
あなたが言うとなんだか違う(マッシュ/LOVE LOVE LOVE)
別に、そない大したことを言っているわけではないんだけど、ほっこりしますよね。あぁ、あたたかくて平和だなぁ、っていうかね。これもまた「気持ちいい」一曲になっています。
■まさに、「ラブアンドピース」と言える穏やかさ。
音源が少なくて(iTunesダウンロードは見当たらず…)、今回は2曲の紹介になりましたけど、おそらく彼らの魅力は「平和さ」。まさに「ラブアンドピース」と言える穏やかさが、気持ちをすこぶる安心させるから、なんだと思います。
今回紹介しなかった楽曲も、非常に穏やかに、寄り添うような形でやさしく包んでくれるものばかりです。ホッとしたい時、癒されたい時におススメの一枚です。
★この記事で紹介した楽曲はこちらから試聴・購入できます。
<アルバム>
- アーティスト: LOVE LOVE LOVE
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2009/05/27
- メディア: CD
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