いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

【2022年7月号】最近、こんなの聴き始めました。

こんばんは。キタダハルキです。

梅雨が明けてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、月替わりということでこの企画…

最近、こんなの聴き始めました。

 

7月号をお送りしたいと思います。

※先月号はこちら。

musictherapy.hateblo.jp

 

今月は自覚として、本当に「いろいろ」聴いたなぁ…と思っていますが、果たしてどういう感じになったのか。

それでは、本題へ…。

■東京SNG/香取慎吾(2022)

東京SNG (初回限定・観るBANG!) (特典なし)

 

こんがらがって (feat. H ZETTRIO)

こんがらがって (feat. H ZETTRIO)

  • 香取慎吾
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

いきなり意外なチョイスかもしれませんね。

実は、ジャニーズの絡みがあるCDを聴いたのは彼の前作がはじめてで、それが非常によかったので今作も、って流れになりました。個人的にも、やっぱりSMAPはスペシャルな存在だったと思っています。

一方でジャニーズ系統の曲は、あの「サビをみんなで歌ってしまう感じ」が個人的にどうしてもイヤで忌避していた部分が大きかったんですが、やっぱりひとりになると個人にフォーカスがあたって一気に普通に聴ける感じがありましたね。

今作は全体的にスウィングっぽい流れでアダルトなアルバムです。いつまでも若いイメージの強い香取慎吾氏ですが、成熟したフィーリングを魅せてくれること請け合いのアルバムになっていましたね。

 

Tokyo SNG

Tokyo SNG

  • 香取慎吾
  • J-Pop
  • ¥2343

 

■Performance And Cocktails/Stereophonics(1999)

Performance & Cocktails (Reis)


www.youtube.com

 

The Bartender and the Thief

The Bartender and the Thief

  • ステレオフォニックス
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

ぶっちゃけ、英国圏の「スタジアム級」というほどには、日本では人気がないステレオフォニックス。もちろん、それに相応する実力も個性も十分だと思うけれど、なぜに日本で受けないんやろうか…?

このアルバムは彼らの2ndアルバムですが、なんと1年近くもチャートインを続けて、5万人級の動員を達成するライブも成功と…。

もっと、日本で人気があっても不思議じゃないと思うんですけどね…。

 

Performance and Cocktails

Performance and Cocktails

  • ステレオフォニックス
  • ポップ
  • ¥2139

 

■Journal For Plague Lovers/Manic Street Preachers(2008)

Journal for Plague Lovers


www.youtube.com

 

Jackie Collins Existential Question Time

Jackie Collins Existential Question Time

  • MANIC STREET PREACHERS
  • オルタナティブ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

インパクト大きいですよね、このジャケ。

ポリコレ的なアレで無地のケースに入れられて販売される、という事態になり紛糾したとのことですが…

作品としては95年に失踪認定されたメンバー、リッチー・ジェームスの残した散文をもとに楽曲制作をされており、ひとつの集大成的な作品でもあると感じましたね。正直言うと、このアルバム前の何作品かはやや低迷寄りな感じもあった中だったと個人的には感じていましたが、これはさすが、先述の事情もありエネルギーが宿ったいい作品だったと思います。

特に、マニックスに対して「初期は好きやったけど…」みたいな感じで思っていた方に聴いてほしいと思いますね。想いが再燃すると思います。

 

Journal for Plague Lovers

Journal for Plague Lovers

  • MANIC STREET PREACHERS
  • オルタナティブ
  • ¥1833

 

■To All Tha Dreamers/SOUL'd OUT(2005)

To All Tha Dreamers


www.youtube.com

 

1,000,000 MONSTERS ATTACK

1,000,000 MONSTERS ATTACK

  • SOUL'd OUT
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

いやぁ…いま聴いても新しいなーと思いますね。

圧倒的な言語感覚と、洗練されたR&B的なサウンドで唯一無二の個性を持っていたSOUL'd OUT。タイミング的な縁がなくて1stしか聴いていなかったんですが、2ndも相当いい出来だと思いましたね。

アルバムとしてはインタールード込みで22曲、77分の大ボリュームですが、うまく耳が休まるタイミングを作れているからか、長さを無駄に感じずに聴ける作品だと思います。

十分にセールスもあった彼らですが、解散した今なおもっと評価されてほしい!との声が多いのが実力を伺わせますよね。

 

To All Tha Dreamers

To All Tha Dreamers

  • SOUL'd OUT
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2139

 

■BADモード/宇多田ヒカル(2022)

BADモード

BADモード

  • 宇多田ヒカル
  • J-Pop
  • ¥2139


www.youtube.com

※以下のリンクはBADモード「単曲」です…。

BADモード

BADモード

  • 宇多田ヒカル
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

これはもう…ほんと良かったですねぇ…。

なんというか「最新型」を見せてくれたなーという感覚がありました。

正直言うと、前作は「もちろんいいんだけど、奥まった出来やなぁ…」とも感じた部分があったんですよね。パーソナルな面にフォーカスを当てたアルバムだったとのことで、それはある意味狙い通り、とはいえね。

今作はまた、その前作で自分を練り直した面から、また外に向かってエネルギーが放出された感覚を感じました。あくまで「耳の体感」で言うと、聴こえるけど、聴こえ過ぎないアルバムというか。

なんせ、ヒッキーに興味があればマストで聴いた方がいいアルバムだと思います。なんとなく再生ボタンに手が伸びる感覚が十二分にある作品だと思います。

 

BADモード

BADモード

  • 宇多田ヒカル
  • J-Pop
  • ¥2139

 

■まとめ:最新の作品と、再検証と。

今月は「今年の作品」が2枚ランクインするっていう珍しい月になりました。

まぁ、改めて思うのは…大物ってやっぱすごいところもあるなーということ。「東京SNG」と「BADモード」、どちらも本当に音がいいアルバムですもんね…。

その一方で、他の3枚はすべて「再評価」の流れになりました。ステレオフォニックスはなんやかんやずっと聴いてましたけど、マニックスとSOUL'd OUTは本当に聴かなくなった期間も長かった中、気まぐれで思い出して以降、改めて聴くようになった感じでしたね。

そう思うと、思い出すって本当に大事なこと。

好きだったものを再検証する機会って、あった方がいいと思いましたね。

 

もしよかったら、あなたが最近聴いている音楽も、コメント欄などで教えてくださるとうれしいです。