こんばんは。キタダハルキです。
このブログは、基本的にお題をもらいつつ…って書き方をしていこうと思っているんですが、昨日聞かれたのが…
エレファントカシマシ好きに、何を薦める?
ってヤツ。
これ、聞かれたときは「それぐらいはいけるか」と思ったんですが…実は結構難しいことに気づきました。
というのも、「どのへんの」エレカシが好きかによって話がだいぶ変わってくるよなぁってことを思いましてね。ざっくりと「エピックソニー期&東芝EMI期」「ポニーキャニオン期&ユニバーサルミュージック期」*1って形でだいぶ大きく音楽性が異なります。
そこで今日は独断と偏見で考えてみた、それぞれの音楽性に合わせたおススメを紹介してみたいと思います。
■「エピックソニー期&東芝EMI期」のエレカシが好きな方におススメ。
正直、私として「なにかをおススメしやすい」のは、この「エピックソニー期」(東芝EMI期も)。理由は単純で、オマージュやらで影響が分かりやすく、また、この時期のエレカシを聴ける=ロックにかなり耳が開いている、という状態が出来上がっていると考えられるから。
ちなみに、エピック期のエレカシはこういう感じ。
どちらもあえて最もハード目な曲を選びましたが、決して、万人が聴きやすいとは言えない感じやと思います。ただ、ディープかつ原点なのはこっちやで、とも個人的には思うところ。
で、この時期が好きな方にお勧めしたいのが以下のラインアップ。
・忌野清志郎(RCサクセション)
清志郎さんはもう、歌い方ですよね。もろに影響受けてますよね(公言もしてますね)。この、日本語をはっきり聴こえるように歌う歌い方が特に強く出ているのがこの最初期だと思います。
・Led Zeppelin
そしてツェッペリンは主に「楽曲面の雰囲気」(EMI期には宮本氏本人の歌唱*2にもオマージュが出てきます)。このハードロックに「文学」の影響(歌詞が古語的)が組み合わさっているのが初期のエレカシかなと思います。
・The Rolling Stones
これは特にEMI期の作品が好きな方におススメですね。特に「扉(2004年)」はだいぶ音がストーンズっぽい作品だと思います。
※この曲とか、もろにストーンズを感じますね。
■「ポニーキャニオン期」「ユニバーサル期(現在)」が好きな方におススメ。
一方で、薦めるのが難しいのが一番売れた「ポニーキャニオン期」「ユニバーサル期(現在)」。
なんせ、だいぶポップですよね。それこそ、初期のファンが戸惑うほどの変貌と言っていいぐらい。逆に、この時期のエレカシから入った人に前段の曲を聴かせると「…」ってなってしまうことも。
それを踏まえると、薦める音楽はやはり「ポップ」なものになると思います。が、単なる「流行」というだけだと、どうにもしっくりこないよなぁとも感じるところ。なんというか「古き良き」というフレーバーが必要な気がします。
ってのを踏まえると、以下のようなラインアップになるかなと。
・松任谷由実
まずはユーミン。もう、ユーミンに関してはエレカシでも、ミヤジソロでもカバーしてますしね。とにかくグッドメロディ。安心してお勧めできます。
★特に「荒井由実」時代がおすすめ。こちらでも記事にしています…。
・中島みゆき
中島みゆき氏もミヤジカバーアルバムに収録されていましたね(曲は「化粧」)。この、裸でぶつかっていく感じの歌い方がフィットしますよね。
ちなみにですが、地上の星のカップリングである「ヘッドライト・テールライト」とかミヤジにものすごく合いそうな気がしますが…どうでしょうか。
・沢田研二
これまた、まんまかな、と思います。沢田研二氏はエレカシに限らず相当多岐に日本のロックに影響を与えていると思います。しかしこの時期の沢田氏、カッコいいっすわ…。
■まとめ。
とまぁ、こんな感じでやってみましたが…思いのほか難しい!
エレカシは曲のベースがルーツ音楽に近いところにある故、聴きやすさと両立しつつ薦めるのが意外と大変でした(ルーツ系の音楽、慣れるまで時間はかかると思いますんでね…)。
皆さまはエレカシ好きに勧めるとしたら、何を薦めますか?