こんばんは。キタダハルキです。
今日は朝から調整のために起きて、朝マックして散歩して…っていう贅沢を味わえたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【ブリットポップを統括するB面集】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Sci-Fi Lullabies/Suede(1997)
当サイトではお馴染み、スウェードのシングルB面集・2枚組の大ボリューム作品です。
煌びやかなだけではないサウンドで、重さを終始感じますね。
曲自体はある程度ポップさはあるものの、ダウナーさもかなりあります。その分、ブリットポップの抱えてきた闇の部分も臭うというか。
本来はオルタナのカテゴリで始まったブリットポップが、それこそ中央でメガセールスを挙げて構造的矛盾のような状態になっていった歪み、と言いますかね。
ちょうどムーブメントの重なる'92~'97までの音源が集められたこともあり、光だけではなかったブリットポップを統括するような作品です。
このあと、歴史的に「ブリットポップは死んだ」となっていくわけですが…その岐路に立っていた作品かなと思います。
■終わりに:流行だけではない生々しさ。
レビューは以上になりますが…
B面集でありながら、実はNMEの名盤リストにランクインしている当作品。
そこに選ばれたのは…やっぱり流行だけではない生々しさがあったからかなと思っています。
スウェード自体もこの作品以降一度セールス・評価ともに低迷し活動停止…そこからの鮮やかカムバック、って流れがあったわけですが、その歴史をたどるうえでも重要な作品だと思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Suede・アルバム時系列レビュー
※前作(3rd)アルバムのレビュー記事はこちら。当作品…実は、起死回生の一発。主要メンバーの脱退を乗り越え一念発起してブリットポップの中央にリターンした歴史的名盤です。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。マドンナ、最先端。ポップなだけではなく、トリップホップのフィーリングも取り入れアートとしての成熟度もきわめて高い作品です。

