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覚醒と酩酊の白昼夢。【love to sleep/dip(1995)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#451

こんばんは。キタダハルキです。

今日はビジネスの調整・再構成をAIと一緒に考えていたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。

今日のキーワードは…【覚醒と酩酊の白昼夢】

それではレビューしていきたいと思います。

■love to sleep/dip(1995)

love to sleep(再発盤)


www.youtube.com

water colour

water colour

  • dip
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

日本のオルタナ・ロック*1バンド、dipの3rdアルバムです。

いやー、これはかっこいいですね。ダイナミックで真っすぐに音圧、ドン!って感じで、バンドサウンド全体のかみ合い度合い抜群です。上記『WATER-COLOUR(M-2)』におけるヤマジカズヒデ(Vo./Gt.)のボーカリズムにはグラムのような色気とゴシックな退廃美も感じられます。

ほんで、とにかくこのアルバムで圧巻も圧巻なのが『MY SLEEP STAYS OVER YOU(M-4)』と『LOVE TO SLEEP in a deep-lived Dream(M-5)』なんですよ。


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my sleep stays over you

my sleep stays over you

  • dip
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

まずはM-4についてですが…とにかくまったく途切れないんですよ。バンドの緊張感が。ぶっちゃけ、聴き始めはまさか7分半も演奏する曲調に聞こえないと思います。それぐらいダイナミックで疾走感もすごいんですよ。シンプルながら全体メインリフの強度が高く、ずーっと突き抜けっぱなしなんですよね。

ここに続くのが『LOVE TO SLEEP in a deep-lived Dream(M-5)』。こっちはなんと約14分。


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love to sleep in a deep-lived dream

love to sleep in a deep-lived dream

  • dip
  • J-Pop
  •  
  • provided courtesy of iTunes

アルバムタイトルトラックで、さっきのM-4とは違い、白昼夢のようなサウンドが続きます。これがまた、ぼんやりした曲ではなくサウンドが明晰って感覚があるんですよ…だからただ長い曲にならずに、M-4と合わせ計20分超の特大ピークとして機能しているんですよね。この構成はもう、度肝抜かれましたね。ほんとかっこいい。

しっかし…終始感じるのはとにかくナガタヤスシのベースの音がかっこいいんですよ…存在感がどの曲でも終始、あるんですよね。

これって結構珍しいことで、サウンドレンジによっては巧いベーシストでも「そんな存在感ないね…」って曲があることはままある(しかも、それは別に度が過ぎていなければ非難される要素でもない)ことですが、彼の場合はまったくそんなことないです。終始相当に聞こえてきますけど、それこそ静かな上記M-5を聴いてもらえればより、よくわかると思います。土台をビシーッと通ってますからね。

もっとも、アルバム全体においては10曲61分という、平均曲サイズが大きいアルバムには変わりないんで敷居自体は存在しているアルバムだと思いますが、それでもこのダイナミズムには触れてみてほしい、って思いますね。なぜならかっこいいから。

■終わりに:ナガタヤスシの存在感…

レビューは以上になりますが…

実は、今回聴き始めたきっかけはベースのナガタヤスシの訃報をXで目にしたことでした。それまでは名前は存じていたものの聴くきっかけをつかめず…。

しかし彼らのサウンドを今回聴いてみて…このベースの存在感は圧倒的で、非常に大きな喪失感もあると思いますが…dipは活動を続けていくとのこと。いちリスナーとしては、こうやって聴いて、伝えていくことが追悼のひとつになれば、と思います。

dip love to sleep ジャケット画像
love to sleep/dip(1995)

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。

★関連(個人的お勧め含む)作品・記事

↓脚注先述の『Dear Prudence(M-9)』はビートルズのカバー。その収録作は複数ディスクに渡る超大作。散漫と言われながらも、その分「あなたの好きなビートルズ」が見つかる可能性が高いともいえる作品。

musictherapy.hateblo.jp

↓当ブログの月間ヘビープレイ紹介企画『最近、こんなの聴いてます。』'26年2月号の第2位に当作品がランクインしました。訃報がきっかけでしたが、知れてよかったと心から思いましたね。この号は「これは聴いてた!」という自覚にあふれた5枚が並んでおり、ぜひ注目してほしいですね。

musictherapy.hateblo.jp

 

↓前回の当カテゴリの記事はこちら。サンプリングによる圧倒的な切り貼りによるロックンロールの破壊によるデジタル再構築。物騒な作品ではなく、気持ちよく聴けるハウス作品です。

musictherapy.hateblo.jp

 

*1:実際は複合的。シューゲイザー(『老人と少年は誰の声で喋るのか(M-7)』が顕著。)やサイケデリック(『Dear Prudence(M-9、ビートルズのカバー)』はサイケそのもの。)の匂いもかなりする。