こんばんは。キタダハルキです。
今日はかなりの暖かさを感じてシャツで外に出れたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【緻密な作曲技術が光る「美しいうごめき」】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Gore/Deftones(2016)
カリフォルニアのオルタナティブ・メタルバンド、デフトーンズの8thアルバムです。
これはまた…すごいな…。いきなり冒頭の『Prayers / Triangles(M-1、上記)』から、イントロは美しく、サビでうごめくような、でも美しい…そんなオルタナティブ・メタル・アートを見せつけられて、唖然とさせられましたね。
音はたしかにメタルのそれなんだけれど、とりまく空気が冷気をまとっているというか…熱いし寒いしといったアンビバレントさ*1もありますね。楽曲構成も変拍子だったり変調したり、急にグロウルのようなものが出てきたりと…明らかに他とは違いまっせ、とすぐに感じると思います。
しかしまぁ、改めて凄いと思うのが…聴いてる音楽は紛れもなくメタルだと思う、ってラインが崩れずに、でもきちんとサウンド個性が出てるところですね。なんなら彼ららしくない、とか思う瞬間もまったくないです。地を這い、粘るようなグルーヴは今作でも健在ですしね。実験音楽的とも称されているようですが、そこまで突飛なものも感じないんですよ。馴染んでますし。
その象徴が『Geometric Headdress(M-4)』だと思っています。
ズンズン迫るようなリフ、うなりを上げるボーカルのフェイズと、それこそラテンのようなリズムすら感じるフェイズ…でも、これはたしかに一曲として成立しとるし……
とにもかくにも、作曲技術に脱帽です。そのうえ、このアルバムそこそこ耳も休まるんですよ。
『Hearts / Wires(M-5)』に類する感じて聴くような抽象度の高い楽曲も多数ありつつ、気づいたらもうラストの『Rubicon(M-11)』にたどり着いていたって経験を繰り返しています。で、またこの『Rubicon』がリフもビートもメロディもわかりやすい曲で、我に返るような構成になってるんだまた…
改めて、ちょっと一線を画しているなと思いましたね。それこそ、オルタナティブ・メタルファン以外のファンも結構いるんじゃないかと思います。それぐらいに、メタルの体を保ったまま枠を押し広げるような力強い一枚だと思います。
■終わりに:いろいろやってても、一本筋が通っている。
レビューは以上になりますが…
すごい一枚やなぁ…と、月並みながら思います。よく聴いたらいろいろやってるんだけれど、バンド全体で緊張感のあるサウンドが一本通っているから、違和感を感じずに耳なじみも保てているんですよね。
今作はそれこそ、一曲だけでもまず聞いてみてほしいと思いますね。なんか、ちょっとこの人たちは違うかも?ぐらいは誰しも感じるんじゃないか。それは思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Deftones・アルバム時系列レビュー
↓前作(7th)アルバムのレビューはこちら。マジで日本語の『恋の予感』と題されたアルバムは、細かい音の幅がありつつ、もはやリラックス効果すら感じるそんなアルバムだと思っています。
↓前回の当カテゴリの記事はこちら。プライマル・スクリームの1stアルバムは、現在の姿とは似ても似つかない?とも思うかわいらしいギターポップ的作品。ぶっちゃけ、ファンが往時の姿についての意外性を楽しむ作品のようにも。
*1:’15年ごろ、チノ・モレノ(Vo.)は『Kerrang!』誌のインタビューに応じ、新アルバムについて「曲には様々なムードが詰まっている」と語った。さらに、このアルバムは「ハッピーな作品」ではないが、「完全に怒りに満ちた作品」でもないとも説明した、とのこと。このあたりが反映されているのかも?

