こんばんは。キタダハルキです。
今日はちょっと暑くなってきたなーとも思いながら過ごしていたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
本日はTSUTAYA店舗レンタル日記。やりたいと思います。
今日のキーワードは…【宇宙の内部に沈み込むような…】。
それでは、レビューしていきたいと思います。
■Ambient 4: On Land/Brian Eno(1982)
アンビエントシリーズ、4部作の一区切りとなったブライアン・イーノの'82年作品です。
率直に申し上げて、当作品が4部作の中では一番聴きにくいと思います。
『Lizard Point(M-1、上記)』からすでに、音階として感じにくいきわめて抽象度の高い、しかも暗黒の世界のような闇に吸い込まれそうな音像が繰り広げられます。
これがいわゆるダークアンビエントとか言われたりするんですけど…本当に聴くシチュエーション選びます。夜だと怖いし、朝だとダウナーすぎるし…これまで紹介してきたシリーズと違い、沈静する感じではなく不穏感すごいです。
ただ、このアルバムのおもしろさとしては、楽器ではないものが音に入っているところ。今までのアンビエント制作過程において、シンセサイザーで出来ることって限定的やなーと思った彼は、鎖とか、石とか、動物の鳴き声とか、果ては自分自身が使ってこなかった音源を再構築したりして今作を作り上げたそうで…
それゆえに、ダークで聴きにくいのは聴きにくいんだけど、万物創生感のような多面性も感じるところもあって、おもしろいんですよね。『Tal Coat(M-3)』の冒頭あたりでそういう雰囲気がうかがえます。
まぁそれでも、すっと万人に向けて薦めやすいか?と言われたらやっぱり違うとは思うんで、リラックスしたいなら別作品の方がいいと思います。
もっと聴きやすいものからチャレンジしてアンビエント沼に入った、って感じになってから聴く、という感じでも全く遅くないと思います。
■終わりに:宇宙の内部に沈み込むような…
レビューは以上になりますが…
今作は正直言って面食らいましたね。実はアンビエント作品はここから先も続いていくんですが、その先の作品は別に聴きやすいものも多数ある中で、今作のこの際立った特殊性は異色。
聴きやすいとは本当によう言わん作品ですが、それこそ自分の肉体を通過して宇宙の内部というか…そういうところにまで沈み込むような感覚を得たいときには今作が門を開いてくれるかもしれませんね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓関連として、イーノがプロデューサーとして参加したララージ(アンビエントシリーズの3rd扱い)のレビューはこちら。華やかなガムラン調の作品で、音像がもっとも明るいのは当作だと思います。
↓当カテゴリ、前回の記事はこちら。ハイヴスのガレージでパンキッシュな2ndアルバムは、粗いだけでなく一体感もある、とてもわかりやすい作品でした…

