こんばんは。キタダハルキです。
今日は結構な天気の悪さではあるんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【ポップでわかりやすく”無垢”な聴き味をどう感じるか…】。
それではレビューしていきたいと思います。
■INNOCENCE/ACIDMAN(2021)
ロックバンド、ACIDMANの12thアルバムです。
まずは総評から入りますが…かなりメロディ中心で、今までの彼らのアルバムの中でもっとも聴き味がポップなアルバムだと思います。
歌モノはサビがすべてキャッチーでわかりやすいものになっています。中でも上記『Rebirth(M-4)』はテレビ東京系列アニメ『あひるの空』第4クールオープニングテーマだったとのことで…。ギターカッティングも含め本当にわかりやすい*1です。
また、シングルでのオリコントップ10は初となった『灰色の街(M-5)』も、オケとバンドサウンドと打ち込みビートのかみ合うバラードで、これまた伝わりやすい楽曲だと思いましたね。
そのほかにも、冒頭のインストである『introduction(M-1)』と『Link(M-6)』では大スケールとミニマルの作り分けもできていましたし、持ち味として長年あるアプローチであるボサ調、大木伸夫(Gt./Vo.)が大好きな宇宙モチーフを組み合わせたロック『ALE(M-7)』、あとはオルタナ・パンクのようにビートの効いた『夜のために(M-9)』など…こちらも聴きやすいと思える出来で、一般的なリーチはしやすい作品だったと言えるんじゃないか、と思います。
ただ…このアルバムを通底している『INNOCENCE』…アルバムコンセプトはガチっと満たしていることはさすがだと思う一方…いささか歌詞に感じる無垢さというか、『素晴らしき世界(M-8)』の歌詞に代表されるように…キレイごとを追求している感覚*2がちょっと私としては厳しいものがあったのは正直なところです。
あとは、この…ポップな聴き味という部分に関しても、意地悪な言い方をすれば薄味とも感じる場面も少なくなく…ここは難しい部分でもあるとは思うんですけども…。実際問題として、私は前作『Λ(ラムダ、'17)』が詰まり過ぎているとも感じたんで、それを踏まえて考えすぎずにわかりやすいものを作ろう!となったのかもなぁ…とも。
とはいうものの、少なくともアルバムとして低クオリティだったりするわけではなく、耳心地は常にわかりやすい(インストも含めて)と思うので、エントリーができる作品とは言えるんじゃないか、と思います。
■終わりに:密度が調整される過程を…
レビューは以上になりますが…
私は前作で一度彼らのリスナーから離れてしまって、次作で縁があって8年ぶりに戻ってきた、という感じなんですが…過程をたどるとおもしろいですね。密度が調整されて行って、いまがあるんやろうなぁ…というか。
今まで聴いてきた経験を踏まえると、彼らの中ではもっともアッサリした、みんなが聴きやすいと思える作品ではあると思うので、パッと聴いてみていけそうならGOしても問題はないと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★ACIDMAN・アルバム時系列レビュー
↓次作(13th)アルバムのレビューはこちら。新旧織り交ぜた作風が光のようにピシッと繋がり、聴き味のバランスも取れた作品に。
↓前回の当カテゴリの記事はこちら。デフトーンズの8thアルバムは、緻密なうごめき。不気味さもありつつ美しい…そんなアウトスタンディングなオルタナティブ・メタルアルバムでした…

