こんばんは。キタダハルキです。
今日はまたまた相当にあったかく…家の中では半袖でも過ごせるぐらいなんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【スパイスとしてのアヴァンギャルドであれば「ふつうにも聴ける」ということ】。
それではレビューしていきたいと思います。
■The Velvet Underground/The Velvet Underground(1969)
NYのアート・ロックレジェンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3rdアルバムです。
今作はいきなりストレートな美しさから幕開けしますね。新メンバーとなったダグ・ユール(Or./Ba.)のボーカル曲『Candy Says(M-1、上記)』の儚くもわかりやすいムードからの…サイケデリックムード広がる『What Goes On(M-2)』で、バンドの本質部分の説明ができている感覚がありますね。この2曲での要約能力があるというか…
このアルバムを聴いた当初のメモ書きを見ると…「とっつきやすいわけではないけど、心が鎮まる」って書いているんですが…作品ごとに比較をすれば本作はとっつきやすい方では?とも思っています。構成にもアヴァンギャルドの行き過ぎた感覚が目立ちすぎておらず、あえてこういう言い方をしますが「ふつうの曲」という趣で聴ける感覚はあるんじゃないかと。
B面に入るとロック調が強くなってくるんですが、冒頭の『Beginning to See the Light(M-6)』はロックンロールしてる中に狂気がチラ見え、ぐらいの感じですし、『I'm Set Free(M-7)』もわかりやすい…と思ったら、ついに最終盤『The Murder Mystery(M-9)』でぶっこんできましたね…笑。
不気味な語りと、サイケデリックなオルガン、そしてバスを踏まずにシンバルだけを叩いたかのようなバシャッとした音…最終盤にはピアノの音そのものがディスコードでねじ曲がっていく…その変則ムーブで約9分…ただでは終わりませんでしたね…
とはいうものの、それでも今作に関して言えばほとんどの楽曲が調性があるというか、不可解な気持ちになりすぎずに聴ける作品だと思いますし、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドにチャレンジするなら、今作から行くのは良いかもしれませんね。
■終わりに:アヴァンギャルドをスパイスとして…
レビューは以上になりますが…
今作はアヴァンギャルドをスパイスとして使えていて、バンドとしての成熟もうかがえる作品になった、という感覚かと思います。なんせ先述しましたけどある程度「ふつうの耳」で聴いてOKなのは大きいと思います。
それこそ、1st・2ndでは難しかったという方が聴ける可能性を鑑みると、今作が持つ役割は大きそうな気がしていますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★The Velvet Underground・アルバム時系列レビュー
↓前作(2nd)アルバムのレビューはこちら。ロックンロール的な始まりかと思いきや、気づいたころには前衛音楽の深みに。きわめて難解ながらも面白いと思えたら占めたもの。
↓前回の当カテゴリの記事はこちら。BJCの7thアルバムは、映画のサントラのように聴いてほしいとのこと…その映画はハッピーなのか、バッドなのか…結論は自分の心にある、というような作品でした…

