こんにちは。キタダハルキです。
今日はいろいろ更新の旅に出つつ、焼き肉でも食べに行くか…とか思っているんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【映える。素直にピュアに、わかりやすいと思える】。
それではレビューしていきたいと思います。
■photogenic/Salyu(2012)
讃美歌のような神々しさとピュアさを併せ持つシンガー・salyuの4thアルバムです。
実はこの作品、もっと早くにリリースする予定だったそうなんですが震災で予定が全部パーになって、フラットからのスタートになったとのことで…
ただ、この冒頭の『camera(M-1)』からそのリスタートは明るく飾られているなぁと思ったんですよね。ユーミンの『COBALT HOUR』を彷彿とさせるようなアフリカンっぽい大地を感じさせるビートからピュアなポップスが流れてくるところに安心感がありましたね。
あとはやはり、小林武史Pの豪華な編曲力が光ってますよね。オーバープロデュースって意見もよく見かけますし、私がそう思ってしまうこともありますけど、『LIFE(M-2)』はもう、いのち煌めきまくってますもんね。
なんせこのアルバムのいいところは、曲タイトルから受ける印象と実際の曲にズレがほんっと、ないんですよ。
『magic(M-3)』とか魔法のようなかわいらしさが真っすぐ出てますし、パッと聴いて、かわいいとか、きれいとか、そういう形容しやすい内容で、素直にピュアに、わかりやすいと思えるんですよね。映えるし、まさに『photogenic』な一枚。
あと、彼女の作品を何枚か聴いてる身として驚かされたのが『ブレイクスルー(M-9)』。
ブルージーな今までに見受けられなかったような楽曲で、それこそ変わろうとする『ブレイクスルー』じゃないですか?こういうところですら「わかりやすい、伝わりやすい」んですよね。きわめて素直で聴きやすい一枚なんで、万人にお勧めしたい作品です。
■終わりに:桜井和寿提供楽曲も…
レビューは以上になりますが…
思ったより筆が乗って、桜井和寿提供の『青空(M-4)』まで本編で手が回らないと思わなかったんですが…
サビの「あぁなぁたぁがぁ~すきぃ~」のところがもうド直球桜井和寿節で、こちらもまた開かれた青空があっという間にイメージできる曲なんですよね。
率直に、最近聴いたアルバムの中でもここまでわかりにくいところが全くないアルバムも珍しいと思っていますね。ぶっちゃけ全曲お勧めですよ。どの曲も、どっかは強烈にフックするはず。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Salyu・アルバム時系列レビュー
↓前作(salyu x salyu名義)のレビューはこちら。多重録音でまとめ上げられる前衛ポップで、非常に驚きのある作品でした。小山田圭吾プロデュース、作詞で坂本慎太郎が参加。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓途中で言及したユーミンについての記事です。実家に置かれてたBOXセットでハマり、その凄みに戦慄し、おののいた記事です。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。ヒップホップシーンの中心に君臨するCreepy Nutsがポップの頂点に立った瞬間…といった趣のアルバムです。

