こんばんは。キタダハルキです。
今日は旅行の疲れが遅れて出てきて、一日がっつり休んでいたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【対極で起きた、化学反応】。
それではレビューしていきたいと思います。
■MTV Unplugged in New York/NIRVANA(1994)
ニルヴァーナがカートの没後にリリースしたアコースティック・ライブアルバムです。
当アルバム、もちろんバリバリにバンドやってた大学時代から存じ上げてましたが…私、どうもライブアルバムに苦手意識がありましてね。名盤ってことは知っていながら長年に渡りスルー、その結果はじめて聴いたのは2022年のこと。
結論としては、基本的には「原本を知っててこそ」だと思います。
特に本人たちの楽曲に関しては、そもそもの原曲を知っててそっから比較して「あぁ、こうなるんやぁ…」みたいな良さは味わえた方がいいかなぁと。『About a Girl(M-1)』が始まった瞬間、おぉ…全然違和感ないし、むしろ楽曲の骨子としてのメロディの良さが際立つ…みたいに思うのは、やはり原本ありき、とは思いますね。アコースティックゆえ、剥き出しで内面の繊細さも浮き彫りになっていて、生々しさも感じますね。
ただ、このアルバムのすごいところは…カバー曲なんですよ。まず圧巻なのがデヴィッド・ボウイのカバー『The Man Who Sold The World(M-4)』。
もうね…あのテンション感でそもそも自分の曲やったんちゃうか?としか思えないほどなんですよね。原曲を知らなかったら「もしかしてカバー?」みたいな違和感もまず感じないし、自分の方に楽曲を引き寄せていくような感覚*1ですよね。
その一方で、本人たちとのコラボであるミート・パペッツ*2の楽曲3曲は原典に寄り添ったエゴを抑えたリスペクトフルな感覚で聴けるのもまた面白かったですね。
あと、ライブとしての構成もしっかりしていて、第一部が『Something In The Way(M-9)』で終わって、上記のコラボ、そしてアンコールに向かうように『All Apologies(M-13)』、そして絞り切るかのように歌われた『Where Did You Sleep Last Night(M-14)』と、ショーとして本当に素晴らしい出来なんですよね。
前提知識も必要とするためライブアルバムとして、敷居が低い内容とは言えないですが…これまでニルヴァーナを何枚か聴いてきたならチャレンジしてみてほしい作品です。思ったより全然ありやん?ってなるのは間違いない作品だと思います。
■終わりに:対極で起きた、化学反応。
レビューは以上になりますが…
ほんと、味のある作品といいますか…アコースティック表現とはもともとが対極にあるような原曲に対して、だからこそ化学反応が起きたような作品とも思いますね。
この意外性と、それだけでは終わらないショーとしての完成度、ぜひ味わってみてほしいと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓先述した『The Man Who Sold The World』収録。デヴィッド・ボウイとしてはまだ粗削りなアルバムではありますが、そこにカートが共鳴した部分もあるのかな?と思ったりします。
↓先述したミート・パペッツの演目収録作品です。カートに原典を畏怖をもってリスペクトさせるほどのハードコアな意思を感じる一枚です。
※当カテゴリ、前回の記事はこちら。奇しくもこちらもデヴィッド・ボウイ作品ですが、こちらはソウルを昇華した「次の一手」的作品です。

