こんばんは。キタダハルキです。
今日は怠かったんですがハンバーガー食べて一気に元気出たのを感じ、タンパク質大事ね…と思ったんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は購入物ではないもののインパクトに残った作品のレビューになります。
今日のキーワードは…【急進的な姿勢で大口叩き、もめごとになったいわくつきの1枚】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Generation Terrorists/Manic Street Preachers(1992)
当サイトではおなじみ、ウェールズのロックバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズの1stアルバムです。
まぁ…もう見出しにも書いたんですが、急進的な姿勢で大口叩いてもめた一枚なんですよね。「30曲入りの2枚組のデビューアルバムを発表し、世界中でナンバーワンにして解散する」といった解散宣言をしたはいいものの、NME誌が反発。これに対してギターのリッチーが剃刀で腕にメッセージを刻むという行動に出て大ケガ…
結局、全英1位どころか13位と微妙なセールスに終わり、その一方で皮肉にもツアーは成功してしまい解散を撤回、猛批判に遭うというちょっと黒歴史チックな側面もある一枚。
さて、肝心の作品としては…ハードロック&パンクの邂逅、といった感じです。
上記『Motorcycle Emptiness(M-4)』では急進性の裏にあるピュアな感性を匂わせ、『You Love Us(M-5)』ではイギーの『Lust For Life』からの引用でパンクスピリッツの継承を謳い、『Repeat (US)(M-8)』では立ち上がれとアジるようなサウンドと、根幹表現としては非常にはっきりしたものを提示できているアルバムだと思います。
もっとも、このアルバムの大きな弱点は…まぁやっぱり、曲タイトルの段階でも少々ではなくお口が悪いのでそこで敬遠されちゃうかなーってところと、加えてボーナスも入れると19曲*1、70分を超える作品なのでその辺も薦めるには敷居が高い作品ではありますかね…。
■終わりに:このころを思えば、丸くなった。
レビューは以上になりますが…
このころを思えば、マニックスは丸くなったよなーと思います。必要な変化だとは思いますけどね。実際、この作風は若者じゃなかったらさすがにちょっと…ってなるものではあるんでね。
ただ、曲自体はそんなどぎついこともなく、実は筆者が大学時代コピバンをやった思い出の作品のひとつなんで、思い入れはかなりある作品なんですよね…。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品
↓先述したイギーの『Lust For Life』収録のアルバムです。パンクかつポップな仕上がりで、万人に勧めやすい作品です。
↓お騒がせ繋がりではありますが…日本で「ロンドンのコギャル」と称されていた彼女たちは二人とも、このころのマニックスのおっかけだったそう。ちなみに、PVにも出演(『Little Baby Nothing(M-7)』)。ただ、当作品の時期のパンクなマインドが好きだったのか、2nd以降で興味がなくなったと宣言しているところもパンク…笑。
※前回の購入物レビューはこちら。日本のパンクと言えばヒロトとマーシー。現在も続くクロマニヨンズの原点となった作品です。
*1:またこのボーナストラックも口が悪いんだこれが…。ジョン・レノンに対するヘイトまがいの歌詞がね…

