こんばんは。キタダハルキです。
今日は久々に風も強くなく、穏やかな晴れ…という感覚で居られているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【過去内省を、いい意味で感じさせないポップさ】。
それではレビューしていきたいと思います。
■プルーストと花束/SHE'S(2017)
大阪出身のピアノロックバンド、SHE’Sの1stフルアルバムです。
上記楽曲(M-1)をはじめ、ピアノロックとしては結構ハードなサウンドです。ギターも結構目立ちます。
ただ、主導権がピアノときちんと行き来しているので意外と単調ではなく、もちろんピアノロックらしいポップさも担保されていてスルスルっと聴ける印象。
なんでも、このアルバムはボーカル井上竜馬(Vo.Key.Gt)の過去内省っていうインディーロック的要素もあるとのことですが…
そういうパーソナルさをいい意味で感じなかったですね。内省に失敗して突如自我がのぞいて図らずもリスナーに刃を向けてしまうような作品も多い中、ちゃんとポップに落とし込んだところにプロを感じました。向き合い切った成果のひとつなのかも?
キレイに爽やかに流れていくアルバムですし、ポップなものを求めていれば十分にニーズに応えられる作品だと思います。
■終わりに:意外と、ありそうで、ない。
レビューは以上になりますが…
意外と、ありそうでない…ってのが、はじめて聴いたSHE’Sに対する個人的な印象です。
なんせ、ピアノロックってギターが入ったときに「あー…それ要らんかったかも…」みたいに思ってしまう*1ことも珍しくないですが…きちんとアイデンティティを壊さずにつなぎ切る技術の光るバンドだと思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
※当カテゴリ、前回の記事はこちら。
*1:完全に「ただのギターロック」になってたりするとどうしてもね…