こんばんは。キタダハルキです。
今日は貰い物&購入物のラングドシャ(別物)を食べ比べて、ずいぶんとクッキー部分でも硬さ違うんやなぁ…と感心してたんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【危うく、スリリングで、温かく、晩秋のような寂しさ】。
それではレビューしていきたいと思います。
■Chutes Too Narrow/The Shins(2003)
アメリカのインディーロックバンド、ザ・シンズの2ndアルバム。
サウンドとしてはスカスカして危うく、スリリングなボーカルで幕開け(『Kissing The Lipless(M-1)』)。この印象がいたく強かったのか、1回目聴いたときのメモはこの感想が主でしたね。
ただ、紡がれている音世界自体はとても暖かいもの(シングル曲『So Says I(M-3)』がわかりやすい。)で、素直で自然。無駄な虚飾も少なく、その世界に浸ることを邪魔されずに気持ちよく聴けますね。
その一方、こういうナチュラルなノリのアルバムにありがちな「技術不足くさい表現力の欠如」も感じず、『Saint Simon(M-5)』では不気味にも感じるストリングスも使いつつ、不穏に聴こえるコーラスワークも聴かせ…どこか晩秋のような寂しさと美しさを両立した「できそうで、そんなことないぞ」って楽曲を鳴らしています。
勢いあまって3曲も紹介しましたが…曲が似てそうで、そうでもない…みたいな時間を繰り返す感じのアルバムなんですよね。だからつかみどころがなくてレビューに難渋して時間がかかったんですが…それこそ、おそらく「このアルバムの中で一番好きな曲」ってなったら、結構意見分かれるんじゃないですかね?
…ということで、試しに聴いてみてほしい作品です。おそらく、どっかは自分に合う曲が引っかかってくれるアルバムなんじゃないかと。
■終わりに:最高位は80位台ながら…
レビューは以上になりますが…
おそらく、パッと聴きの感じだと「なんとなくいい…」みたいな感想になるような気も。よくあるインディーロックっぽいノリにも聞こえますしね。
ただ、レビューを書くにあたってもっかい聴き直してみて…思ったより似た曲も少なくて、単純かと思いきやスルッとかわされたり、急に飛び込んできたりするような一筋縄でいかなさがありますね。
こういうアルバムは初動セールスでは苦戦しがちですが、長くかけて売れていったりしますね。最高位は80位台ながら、総セールスは40万枚ってところが証明していると思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
※前回の記事はこちら。