こんばんは。キタダハルキです。
今日はあっつい中実家にいく予定(書いてる時間は真昼間です)なんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【抽象度の上がった、出世前夜】。
それではレビューしていきたいと思います。
■The Man Who Sold The World/David Bowie(1970)
ご存じ、デヴィッド・ボウイの3rdアルバムにして出世「し始めた*1」作品。
正直なこのアルバムに対する印象を述べると…全体としてまだ楽曲に骨子感が強く、粗削りやないかなぁ?とは思います。
今は彼が圧倒的な評価を受けていることを知っているからこそ、積極的に近づいて聴きましたけど…もしそういうものがなく「リアタイ」だったとしたら、なんかモンヤリしたアルバムやなぁ…とか思っていたんじゃないか、と。
ただ、タイトル曲でもある冒頭の名リフが光る『The Man Who Sold The World(M-8)』はとあるアーティストとの邂逅によってこれが真の形なんじゃないか?と思いましてね。
バックコーラスを務めるクラウス・ノミ&ジョーイ・アリアスが成分をしっかりはめ込んでで一気にガチっとはまった感覚になったんですよね。それこそ、宇宙人同士の交信とでもいいますか…次元を超えたよなぁと。
話が少しアルバム本編から逸れましたが、基本的には他の代表作から聴き始める方が無難だとは思います。ただ、『The Man Who Sold The World』に関してはのちにあのニルヴァーナにもカバーされるなど、非常に重要な楽曲といえると思いますね。
■終わりに:アートの頂点へと昇るきっかけを…
レビューは以上になりますが…
粗さもありながらも、ここでアーティストとしての抽象度を上げるチャレンジをしたからこそ、特に'70sではずっとアート音楽としての頂点に君臨できたんやろうなぁ…などと思ったりしますね。
歴史的には重要な作品なので、ある程度デヴィッド・ボウイに慣れてきたらチャレンジしてみてほしい、という提案で締めたいと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓先述した『The Man Who Sold The World』がカバーされた、ニルヴァーナのアコースティックライブアルバムです。曲の骨子が変わってるわけではないのにカートの味になってるのが圧巻。メインリフはもはや彼のもの、みたいになってます。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。全6曲ながら全曲勝負曲。初めて手に取るのもお勧めの作品です。
*1:私は次作の『Hunky Dory(’71)』が出世の決定打、という認識です。

