こんばんは。キタダハルキです。
今日は雨降りだったのもあってこもりながらトレーニングしたり、料理したり…という一日だったんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【自己投影とは違うフィクショナルなポップラップ】。
それではレビューしていきたいと思います。
■アンサンブル・プレイ/Creepy Nuts(2022)
現在、国内ヒップホップでは最大級のセールスを持っているユニット、Creepy Nutsの3rdアルバムです。
ひとまず、すぐにポップな聴き味って感じるんじゃないか?と思いますね。
トラックもフロウもメロディアスで、ポップスのような聴き味で聞けるというか。特に上記『堕天(M-5)』や『2way nice guy(M-2)』はJポップ編曲家川口大輔*1アレンジで、ポップなラップの到達点ともいえる感じはあります。
前作が自分の内面に強く向き合う内容だったことに加えて、その時点とあまり見えた景色が変わってなかったとのことで制作に悩んだ面もあったとのことで…。
ただ、その分オファー*2などを刺激として、自己投影とは違うフィクショナルな出来になり、重さは感じずに広くリーチできる作品になったんじゃないかと思います。Creepy Nuts入門としては薦めやすい作品だと思います。
もっとも、それゆえヒップホップにエッジーなキレや重厚感を求めている方にはちょっと向かない作品のような気も。そのあたりは好みですかね…
■終わりに:ポップなヒップホップとしての完成度。
レビューは以上になりますが…
非常にわかりやすく、ポップなヒップホップとしての完成度は頂点に近い作品だと思います。ヒップホップ畑じゃない方にもリーチできるのはこういうものだと思います。
なんせ、まだヒップホップを聴き慣れていなくて、入門するためにはいい作品だと思います。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★Creepy Nuts・アルバム時系列レビュー
↓前作(2ndフル)のレビューはこちら。他者(社会)といまの自分との関係というシビアさに向き合ったシリアスさがありながら、聴き味はポップで痛快な快盤です。
↓次作(4thフル)のレビューはこちら。結婚し、親になったR指定の生活が変化する中で生まれたドキュメンタリータッチのハードな作品。大ヒットに甘えず自分の中から掘り起こしたポップにとどまらない意欲作です。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。四角四面ではない、ジャズの枠から飛び出すような意欲的なフレージングが光る作品です。

