いちいち、音楽を考える。

音楽はフィーリングも大事だけど、いちいち考えてみたくなるんです。

1990年代

小手先っぽさが全然なくて、真っすぐにロック。【(What's The Story) Morning Glory?/Oasis(1995)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#60

オアシスの金字塔、2ndアルバム『(What's The Story) Morning Glory?』をレビュー。全世界2500万枚超のセールスを記録し、「Don't Look Back in Anger」など時代を超えて愛される名曲を多数収録。小手先なしの真っすぐなロックが鳴らす、夜明けのような開放…

’’不完全性’’も含めた、完全なポップス。【evergreen/MY LITTLE LOVER(1995)】

My Little Loverの歴史的傑作『evergreen』をレビュー。280万枚のメガヒットを記録した本作が、なぜ今も色あせないのか。小林武史による緻密なサウンドと、AKKOの「不完全」ゆえに説得力を持つ歌声が化学反応を起こし、誰の心にもあるノスタルジーを直撃する…

とにかく、前半の畳み掛けがすごい。【Californication/Red Hot Chili Peppers(1999)】

Red Hot Chili Peppersの代表作『Californication』をレビュー。「とにかく前半の畳み掛けが凄い」と評される本作の魅力を、フリーの歪んだベースが炸裂する冒頭曲からグラミー受賞曲まで徹底解説。熱心なファンでなくても15周は聴けてしまうアルバムとして…

ませてるとか、そういう次元ではない。【First Love/宇多田ヒカル(1999)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#438

宇多田ヒカルの金字塔的1stアルバム『First Love』をレビュー。日本記録を塗り替えた800万枚超えのセールスという実績だけでなく、当時16歳の彼女が放った「成熟度」の正体に迫ります。単なる「ませている」という言葉では片付けられない、感情に対する恐ろ…

熱病と冷徹のコントラスト。【SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT/NUMBER GIRL(1999)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#435

ナンバーガールのメジャー1stアルバム『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』をレビュー。向井秀徳が率いる伝説的バンドが放った本作は、熱病のような衝動と冷徹な鋭さが共存するオルタナの金字塔です。一瞬で空気を変える「タッチ」から、理性が崩壊する狂気…

4500万枚。圧倒する数字の威力。【The Bodyguard: Original Soundtrack Album(1992)】

映画『ボディガード』のオリジナル・サウンドトラックをレビュー。世界で4500万枚以上を売り上げた、数字だけで全てを黙らせる圧倒的な名盤の魅力に迫ります。不朽の名曲「I Will Always Love You」をはじめ、90年代ポップスの流れを決定づけたホイットニー…

青春の青さ、渾然となって…【Weezer(The Blue Album)/Weezer(1994)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#52

パワーポップの代名詞、ウィーザーの1stアルバム『The Blue Album』をレビュー。大学時代のコピバンでの思い出を交えつつ、キャッチーなメロディの裏に潜む鬱屈や哀しみ、そして自分自身をさらけ出した「エモさ」の正体に迫ります。ギターを手に取りたくなる…

時の流れがどうなってるんや?【The La's/The La's(1990)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#427

リヴァプールの伝説的バンド、ザ・ラーズ(The La's)の唯一のスタジオ盤をレビュー。無駄を削ぎ落とした「There She Goes」から、サイケデリックな熱量で燃え尽きる「Looking Glass」まで。リー・メイヴァース本人が「買うな」とまで言ったいわくつきの一枚…

高い物語性と、重さを感じさせないコミカルさ。【サーカス団パノラマ島へ帰る/筋肉少女帯(1990)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#424

筋肉少女帯の4thアルバム『サーカス団パノラマ島へ帰る』をレビュー。代表曲「元祖 高木ブー伝説」のインパクトに隠れがちですが、その本質は高い物語性と超絶技巧の演奏が融合したプログレッシブ・メタル。小説家・大槻ケンヂによる文学的な詞世界と、重さ…

不気味で不遜でバッキバキに硬質なサウンド。【Brown Album/Primus(1997)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#43

カリフォルニアのファンクメタルバンド、プライマスの5thアルバム『Brown Album』をレビュー。レス・クレイプールの変態的ベースと硬質なビートが織りなす、唯一無二の「不気味で不遜」なサウンドを解説。レッド・ツェッペリンへの独自のオマージュに見る、…

まずは、この一枚でアレサの門をくぐろう。【The Very Best of Aretha Franklin, Vol. 1/Aretha Franklin(1994)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#418

「ソウルの女王」アレサ・フランクリンのベスト盤『The Very Best of Aretha Franklin, Vol. 1』をレビュー。全米No.1ヒットを連発した60年代の黄金期を凝縮。名盤ゆえの敷居の高さを感じさせない、R&Bとソウルの神髄を同時に履修できる入門に最適な一枚の魅…

王道を突き進み、真っすぐ叩きつけるオルタナティブ。【多摩川レコード/ホフディラン(1996)】今日のTSUTAYA DISCAS日記。#417

再評価が進むロックユニット、ホフディランの1stアルバム『多摩川レコード』をレビュー。森七菜のカバーで知られる名曲「スマイル」に隠された毒や、ビートルズ、ストーンズ、ビーチ・ボーイズへの敬愛が詰まった王道かつオルタナティブなサウンドの魅力を、…

ノー・コードの意味とは…【No Code/Pearl Jam(1996)】|今日のDMM月額レンタル日記。#229

パール・ジャムの4thアルバム『No Code』をレビュー。医療用語を冠したタイトルの真意や、一筋縄ではいかない難解な楽曲群、そしてそれらを支える圧倒的な演奏力を紐解きます。実験的ながらも「安心して聴ける」そのクオリティの源泉とは。

急進的な姿勢で大口叩き、もめごとになったいわくつきの1枚。【Generation Terrorists/Manic Street Preachers(1992)】

ウェールズの至宝、マニック・ストリート・プリーチャーズ(マニックス)の野心的なデビューアルバムをレビュー。「世界一になって解散する」という伝説の宣言やリッチーの衝撃的な行動など、スキャンダラスな側面を持ちながらも、ハードロックとパンクが高…

対極で起きた、化学反応。【MTV Unplugged in New York/NIRVANA(1994)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#413

ニルヴァーナの伝説的ライブ盤『MTV Unplugged in New York』をレビュー。剥き出しの繊細さが際立つアコースティックアレンジの妙や、デヴィッド・ボウイ等の名カバーが放つ「自作曲のような」一体感を考察。対極の表現が生んだ、生々しくも美しい化学反応に…

スウェディッシュからのオルタナ。泥臭さと洗練。【Heaven's Kitchen/BONNIE PINK(1997)】|今日のDMM月額レンタル日記。#221

BONNIE PINKの出世作となった2ndアルバム『Heaven's Kitchen』をレビュー。トーレ・ヨハンソンのプロデュースによる洗練されたスウェディッシュポップのセンスと、オルタナティブな泥臭さが同居した本作は、当時のJ-POPシーンに鮮烈な印象を与えました。リリ…

グラムで危うく、ロマンチックな歌謡性。【His 'N' Hers/Pulp(1994)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#37

ブリットポップを代表するバンド、パルプが1994年に発表した出世作『His 'N' Hers』をレビュー。10年を超える下積みを経て確立された、グラムロックの妖艶さとディスコ的な歌謡性が融合した独自のサウンドを紐解きます。フロントマン、ジャーヴィス・コッカ…

ドラマチックな、重低音組曲。【Lysol/Melvins(1992)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#399

ワシントンのドゥームメタルサウンドの祖、メルヴィンズ(Melvins)の4thアルバム『Lysol』をレビュー。リリース直前のタイトルを巡るひと悶着やセルフタイトル(『Melvins』)と呼ばれる背景を紐解きます。CDでは1トラック扱いでシームレスに展開される『Hu…

陶酔感の、萌芽に立ち合う。【See You On The Other Side/Mercury Rev(1995)】

ニューヨークのネオ・サイケデリア・バンド、マーキュリー・レヴ(Mercury Rev)の3rdアルバム『See You On The Other Side』をレビュー。後に世界的な大絶賛を浴びる4th『Deserter's Songs』の萌芽を感じさせる、過渡期ならではのサウンドを紐解きます。オ…

ブレイク後に日の目を…【Crispy!/スピッツ(1993)】

スピッツが1993年に発表した4thアルバム『Crispy!』をレビュー。セールスの危機から脱出すべく、外部プロデューサーに笹路正徳を迎えて制作された本作の、歪でドラマチックな構造を紐解きます。ソウル風味やホーン隊が過剰に主張する前半3曲の「コレジャナイ…

CDバブルの波に呑まれた不遇な作品…【A Place in the Sun/The gardens(1998)】|今日のDMM月額レンタル日記。#188

SPEEDのプロデューサー・伊秩弘将が手掛けたソロユニット、ザ・ガーデンズ(The gardens)が1998年に発表した1stアルバム『A Place in the Sun』をレビュー。CMソングとして大量オンエアされ、オリコン3位・30万枚のヒットを記録しながらもCDバブルの波に呑…

素朴で純真な、草原で光るような美しさ。【Reading, Writing And Arithmetic/The Sundays(1990)】

英ブリストル出身のドリーム・ポップ/ネオアコ・バンド、ザ・サンデーズの歴史的1stアルバム『Reading, Writing And Arithmetic』(1990年作)の購入レビュー。ディスコード気味でありながら抜群の美しさを放つサウンドと、素朴で純真な草原を思わせるボー…

パクリがどうだというよりも…【5/Lenny Kravitz(1998)】|今日のDMM月額レンタル日記。#159

オリコン5位を記録し日本でも大ヒットしたレニー・クラヴィッツの5thアルバム『5』(1998年作)をレビュー。プリンスらの影響が顕著な作風や、5曲目までに盛り上がる曲がない配置、当時の流行であるトリップホップに歌が寄り添いきれていない違和感を鋭く分…

これは成熟?それとも丸くなった?【Carnival Of Light/Ride(1994)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#25

轟音シューゲイザーの先駆者であるオックスフォードのロックバンド、ライドが1994年に発表した3rdアルバム『Carnival Of Light』をレビュー。それまでの歪みを抑え、重厚で落ち着いたサイケデリック・ロックへと移行したサウンドの変化を「成熟か、それとも…

退屈しない、前衛的・ボサノヴァ。【Livro/Caetano Veloso(1997)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#378

ブラジル音楽(MPB)の至宝、カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)の'97年作『Livro』をレビュー。ボサノヴァの癒しと、前衛的な実験精神が共存。「混沌時代」「奴隷船」といったテーマを内包し、決して退屈させない深遠なる音楽世界を紐解きます。

あのニルヴァーナ「に」影響を…【Pod/The Breeders(1990)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#373

ニルヴァーナのカート・コバーンが愛し、歴史的名盤『Nevermind』の土台にもなったと言われるザ・ブリーダーズの1stアルバム『Pod』をレビュー。ピクシーズのキム・ディールを中心に結成された本作は、装飾を削ぎ落としたデッドなサウンドと、スティーブ・ア…

殺人容疑からの潔白を証明して…【Tha Doggfather/Snoop Doggy Dogg(1996)】|今日のDMM月額レンタル日記。#134

こんばんは。キタダハルキです。 今日は確定申告の作業がなんとか終わってホッとしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【殺人容疑からの潔白を証明…

MR.スウェーデン。【MINI SKIRT/カジヒデキ(1997)】|今日のTSUTAYA DISCAS日記。#372

カジヒデキの衝撃のソロデビュー作『MINI SKIRT』をレビュー。「ミスタースウェーデン」の原点ともいえる、オシャレで可愛らしいスウェディッシュポップの真髄に迫ります。ベーシスト出身ならではの視点や、日本人らしい丁寧なサウンドメイクが光る名盤の魅…

スウェディッシュポップと言えば。【Emmerdale/The Cardigans(1994)】|今日のDMM月額レンタル日記。#133

90年代スウェディッシュポップ・ブームの立役者、カーディガンズのデビュー作『Emmerdale』をレビュー。渋谷系ファンをも虜にした彼らの原点にある「青さ」と、あえて2ndアルバム以降を先に推奨する理由について、音楽ファンの視点から率直に綴ります。

ここは底なのか、天井なのか。【Peng!/Stereolab(1992)】|今日のTSUTAYA店舗レンタル日記。#22

こんばんは。キタダハルキです。 今日は歯医者通い…相変わらず、過緊張によるストレスでやられ気味になりそうなんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 本日はTSUTAYA店舗レンタル日記。やりたいと思います。 今日のキーワードは…【ここは底なのか、天…