「最高」を求め続ける強さ。
⊿/perfume 2009年7月8日
Take off
love the world
Dream Fighter
edge(トライアングル -mix)
NIGHT FLIGHT
Kiss and Music
Zero Gravity
I still love U
The best thing
Speed of Sound
ワンルーム・ディスコ
願い(Album-mix)
perfumeも、聴き始めてもう長いですね。最初の出会いは「リニアモーターカー」のあたりだったかと思います。そのころは、正直「冴えない感」もあったんですけど、現在はその「素朴さ」もありつつ、揺るがない芯の強さもあって、唯一無二の存在だと思います。
今回取り上げるのは、そんなperfumeの2nd。おそらく、個人的にはもっとも「聴きやすい」作品だと思います。一番「わかりやすく、ド直球」なアルバムだと思います。
なんせ、pefumeはアルバムを出すごとに、楽曲がマンネリせずに、どんどん挑戦的なアプローチを繰り広げている印象、ありますんでね。(近年の作品は手放しで聴きやすい、とは言い切れない。)高いセールスを誇っていながら、その攻めの姿勢を崩さないのは、本当にすごいことだと思います。
そんな攻めの姿勢が言葉にも楽曲にも現れているのが、この曲だと思います。
■最高を、体現し続ける覚悟。
最高を求めて 終わりのない旅をするのは
きっと 僕らが 生きている証拠だから(Dream Fighter/Perfume)
私は、今日まで彼女たちがトップ中のトップで居続けられているのは、このフレーズを体現しているからだと思うんですよ。
本当は、それこそこのアルバムぐらいの「ストレートにポップ」なままでも、おそらく売れ続けていたかなと思うんですけど、アルバムを追うごとにシングル曲も「ひねり」が効いたものになっていってるんですよね。
↓例えば14年のこの曲。サビ以外の繋ぎ部分やAメロ、Bメロはかなり不思議なメロディーです。
ただ、これだけひねりを効かせていても、perfumeの曲、であることには間違いない、って思えるんですよね。それは彼女たち(もちろん、プロデューサーの中田ヤスタカ氏も)がその姿勢を体現し続けている結果、楽曲の進化に対応しきれているんだと思うんですよね。もしこの「最高を求める変化」についていけなかったら、それこそ「らしくない」の一語で一蹴されてしまうところでしょうしね。
そこを対応し続けられているところが、perfumeのチームとしての強さを感じるんですよね。
■シンプルに、元気が出る一曲。
話が前後しますが、「Dream Fighter」には本当に勇気づけられてきました。私自身、最高を求めて仕事をしていこう、って改めて思い直すきっかけになった楽曲です。
やる気が落ちてしまったり、目標が見えなくなったりしたときに、聴いてみてほしい一曲です。シンプルに、元気が出ると思います。